ニートの人の就職先は「ブラック企業しかない……」と思っていませんか？
そんなことはありません！
ブラック企業の見抜き方や、ホワイト企業に入れる人の特徴を知るだけで、運命が変わります。
この記事では、ニートがブラック企業を見抜くための6つのポイント、ホワイト企業に入れるニートの3つの特徴、ニートが今やるべき2つのことなどを解説します。
ニートの就職先が「ブラック企業しかない」というのは嘘
ニートの人の選択肢が、ブラック企業しかないわけではありません。
ブラック企業になるかホワイト企業になるかは、就職先を選ぶときに何を重視するかで変わるためです。
例えば、給料や待遇だけを重視すると、ブラック企業を選びやすくなります。
しかし、自分の働きたい環境や、学びたいことを重視すると、ホワイト企業に就職できるチャンスが増えます。
大切なのは、何を重視して働く場所を選ぶかです。
就職はニート脱出のきっかけになる
就職のことばかり考えていると、悩みは尽きないかもしれません。しかし、ニートの人にとって、就職は人生を変えるチャンスです。
そのことがわかるデータを紹介します。
内閣府が引きこもりの実態を調べる「こども・若者の意識と生活に関する調査」（*1）では、「困難な状態から改善したきっかけ」を尋ねる項目があります。ここで、26.1％の人が「就職・転職したこと」と答えているのです。
つまり、就職はニート脱出のきっかけになる可能性があるのです。
*1 出典：内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査（令和4年度）」
就職先がブラック企業になるニートの3つの特徴
ニートの人の中には、ブラック企業に就職してしまう人もいます。そこには、特定の行動や考え方が影響しています。
ここからは、ブラック企業に就職してしまうニートの特徴を詳しく紹介します。
誰にも相談せずに就職活動を進めてしまう
ニート状態にある人の多くが、自分一人で就職活動を進めてしまいます。他人に自分の状況を知られたくないからです。
でも、一人で活動すると、情報が偏りがちになるよね。
すると、ブラック企業の罠に落ちるリスクが高まります。
アドバイスや情報をもらうために、信頼できる人に相談することはとても大切です。
一人で悩まず、手を差し伸べてくれる人の意見を聞くことが、良い企業を見つける手助けとなります。
就職することが最終目標になっている
ただ就職することを最終目標にしてしまうと、ブラック企業につかまりやすくなります。焦る気持ちばかりが強いと、自分に合った仕事を見逃してしまうためです。
ブラック企業はこうした焦っている人を狙っています。
大切なのは「どんな仕事がしたいのか」を考えることです。理想の仕事を見つけるためには、自分の興味やスキルを知ることがスタートラインです。
利用する就活サービスが一つだけ
就活サービスを一つしか利用していないと、情報が偏ってしまうことがあります。
多くのニートは、手軽に情報が得られるサービスだけを信じて就職活動を進めてしまいます。しかし、多くの求人情報や企業の実態は、色々なサービスに分散しているのです。
一つのサービスだけでは、ブラック企業に騙されるリスクが高まります。
もっと多くのサービスや情報を活用することで、自分に合ったより良い企業を見つけるチャンスは広がります。選択肢を増やして、かしこく就職活動を進めましょう。
ニートがブラック企業を見抜くための6つのポイント
ブラック企業を避けたいニートのみなさん、気をつけるべきポイントがあります。
次の6つのポイントをしっかりチェックし、自分に合った職場を選びましょう。
厚生労働省のブラック企業リストに掲載されていないか
厚生労働省は、労働基準関係法令に違反し、書類送検された企業の一覧をホームページに掲載しています。
資料名は「労働基準関係法令違反に係る公表事案」（*2）です。
ここに掲載されている企業は明らかにブラック企業なので、資料を見ることで誰でもブラック企業を避けやすくなります。
*2 出典：厚生労働省「労働基準関係法令違反に係る公表事案」
初任給は高すぎないか
高い初任給は魅力的に見えますが、ブラック企業の典型的な手法の一つです。そこには、高給を理由に長時間労働や、休日出勤を強いる背景が隠れていることがあります。
また、高い初任給を見せかけて、他の福利厚生を削っている企業も少なくありません。重要なのは、初任給だけでなく、労働環境や福利厚生もしっかりとチェックすること。
一見良さそうな条件も、裏を返せばブラック企業のサインかもしれません！
年間休日は少なくないか
休日が少ない会社は要注意です。
多く働くことは、体や心の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
休む時間が少ないために疲れが取れないと、体調を崩しやすくなるかもしれません。また、趣味や家族との時間が少なくなると、ストレスが溜まる原因となります。
企業が提供する休日の日数だけでなく、実際に休めるかどうかも大切です。
一見、休日が多くても、実際には休めない場合もあるので、事前にしっかり確認しましょう。
離職率が平均よりも低いか
離職率の低さも、注目したいポイントです。離職率が高ければ、働く環境が良いとはいえないためです。
その企業の離職率が低いかどうかは、離職率の全国平均が一つの目安になります。
ちなみに、2022年上半期の離職率の全国平均は8.7％（*3）です。
*3 出典：厚生労働省「令和4年上半期雇用動向調査結果の概要」
女性も働きやすい職場か
女性が働きやすい職場、これもブラック企業を見抜く大切なポイントの一つです。
実際に女性が働きやすいかどうかは、会社が用意している制度だけではわかりません。
ニートの人がブラック企業を見抜くためには、職場や社員の実態などを確認することが重要です。
例えば、女性の昇進が少ない、または残業が多いなどの情報を見て判断します。
女性の制度があるだけでなく、それが実際に活かされているかどうかも確認することが必要です。
SNSなどでの評判は問題ないか
SNSや口コミサイトには、実際にその会社で働いている人たちの本音が書かれていることがよくあります。
まず、SNSでその企業の名前を検索してみましょう。
良い評価ばかりでなく、悪い評価や注意点もしっかり読むことが大切です。
もし、同じような不満や悪評が続けて書かれている場合、それは真実味がある可能性が高いといえます。
とはいえ、すべての評判を鵜呑みにするのではなく、多くの意見を参考にして、自分で判断することが重要です。
ブラック企業かどうかの判断材料の一つとして、SNSの情報をうまく利用しましょう。
転職エージェントなら楽にブラック企業を避けられる
ここまで、ブラック企業を見抜くためのポイントを見てきました。
しかし「自分でブラック企業を見抜くのは手間がかかるな……」と思う人もいるでしょう。
そのような人は、転職エージェントを利用してみるのも一つの方法です。
転職エージェントの中には、最初からブラック企業を排除しているところがあるためです。
ちなみに、第二新卒エージェントneoでは、公式サイト（*4）で以下のようにブラック企業を紹介される心配がないことを明記しています。
弊社では労働条件や実際の労働環境など、厳選した求人のみをご紹介しております。
社会保険が無い、離職率が高い、若手を育てる環境がない･･･などの企業とのお取引は全てお断りしておりますのでご安心ください。
*4 出典：第二新卒エージェントneo「よくある質問」
第二新卒エージェントneoは無料で利用できるため、自分でブラック企業を見抜くのが面倒だと感じる人は、ぜひ活用してみてください。
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ホワイト企業に入れるニートの3つの特徴
ホワイト企業に入るニートの人には、共通した3つの特徴があります。
自分の長所や短所が明確になっている
自分の長所や短所を知ることは、ホワイト企業で働くための大切なステップです。自分の強みを活かして働ける場所を選べたり、短所を補うサポートも求めやすくなったりするためです。
例えば、話すのが得意な人は営業や接客の仕事が合うかもしれません。一方、計画を立てるのが得意な人は企画や管理の仕事が良いでしょう。
自分の特徴を知ることで、自分に合った職場を見つけやすくなりますよ。
人の意見を聞く耳を持っている
ホワイト企業ではチームでの仕事が多いので、人の意見をきちんと聞く能力を持っていることも重要です。
人の意見を聞くことで、新しいアイディアや違う考え方に気付けます。それに、相手の気持ちや考えを理解することで、円滑にコミュニケーションを取れるようにもなります。
ホワイト企業は、一緒に働く人との関係を大切にする場所です。
他人の声に耳を傾けることは、その環境で成功するためのカギになります。
就職後のビジョンがある
就職後のビジョンがしっかりとあることも、ホワイト企業を選ぶニートの特徴の一つです。
就職後の目標や夢を持っていると、日々の業務にも方向性が生まれます。
例えば、将来リーダーになりたい、特定のスキルを習得したいとの思いがあれば、その目標に向かって努力できます。
ホワイト企業は、そうしたビジョンを持つ人材を求めています。自分のキャリアを真剣に考える人は、組織全体を良くするための貢献も大きいからです。
ホワイト企業に就職したいニートが今やるべき2つのこと
ホワイト企業を目指すためには、どのようなステップが必要でしょうか。
続いて、ニートの人に向けて、実践的な2つのアプローチを紹介します。
少しだけ行動してみる
ホワイト企業を目指すためには「少しの行動」が大切です。
何もしないと、何も変わりません。ですが、驚くほど小さな行動から、新しい道が開けることがあります。
まず、自宅の近くを散歩してみましょう。毎日の散歩は、気分転換や新しい発見のチャンスにつながります。
しっかり歩くと、意外に体力使うよね！
次に、友達や知り合いと連絡を取ってみましょう。話すことで、新しい情報や気づきを得られるかもしれません。
これらの小さな行動は、新しい自分を発見する第一歩となります。大事なのは、行動を始める勇気です。思い立ったら、すぐにやってみましょう。
資格を取ってみる
資格は、自分のスキルや知識を証明する手段となります。そのため、ホワイト企業を目指すなら、資格取得を考えてみてください。
パソコンの基本的な使い方を知っているだけでは、他の求職者とは差別化できません。しかし、パソコン関連の資格を持っていれば、その能力をはっきりと示せます。
また、資格を取るための勉強は、新しいことにチャレンジする良い機会となります。
資格は多種多様です。目指すホワイト企業の業種や業務に合わせて、適切な資格を選びましょう。
まとめ
一人で就活を進めたり、単に「就職」だけを目標にしたりするとブラック企業を選びやすくなります。
ブラック企業を避けるためには、初任給や休日、SNSの評判などをチェックすることがポイントです。
とはいえ、ホワイト企業を目指すためには、現状を変える必要があります。ニートのみなさんは、まずは少しの行動から始めてみましょう。
